犬のトリミング中にバリカン負けをしてしまった経験はありませんか?
バリカン負けは、犬の皮膚に負担をかけてしまうため、飼い主さまにとっても心配なトラブルのひとつです。
本記事では、犬のトリミングにおけるバリカン負けの原因、適切な対処法、そしてバリカン負けを防ぐためのコツについて詳しくご紹介します。
焦らず対処すれば必ず回復しますので、ぜひ最後までご覧ください。
犬のトリミングでバリカン負けが起きる原因とは?
犬のトリミングでバリカン負けが起きる主な原因は、バリカンの使い方に慣れていないことです。
バリカンを皮膚に強く押し当てすぎてしまうと、皮膚に傷ができ、バリカン負けを引き起こしてしまいます。
特に初心者の方は力加減が難しく、注意が必要です。
犬のバリカン負けで見られる症状
皮膚の赤みや出血
犬のバリカン負けで最もよく見られる症状は、皮膚の赤みです。
バリカンを強く当てすぎた場合、出血してしまうこともあります。
トリミング後は、皮膚の状態をよく観察しましょう。
痒みや違和感を訴える行動
バリカン負けをすると、犬は痒みを感じることがあります。
舐めたり、患部を掻いたりする行動が見られたら、バリカン負けを疑いましょう。
症状がすぐに出る場合もあれば、時間が経ってから現れる場合もあります。
犬のバリカン負けの対処法
イソジンでやさしく消毒する
犬のバリカン負けには、刺激の少ないイソジンを薄めて消毒する方法が効果的です。
ガーゼやコットンに染み込ませ、やさしく拭き取りましょう。
※マキロンやオキシドールは刺激が強すぎるため、使用は控えてください。
トリミングサロンでバリカン負けした場合の対応
多くのトリミングサロンでは、バリカン負けが発生した場合、消毒を行い飼い主さまへ報告してくれます。
万が一、帰宅後にバリカン負けを発見した場合も、落ち着いてイソジンで消毒しましょう。
症状がひどい場合は動物病院へ
舐め続けたり、赤みや腫れがひどい場合は、悪化を防ぐために早めに動物病院を受診しましょう。
軽度なバリカン負けであれば、消毒と安静で自然に治ることが多いです。
犬のトリミングでバリカン負けを防ぐコツ
バリカンを皮膚に平行に当てる
犬のバリカン負けを防ぐには、バリカンを皮膚に平行に当てることが大切です。
シワ部分には特に注意し、皮膚を軽く伸ばしながら刈り進めましょう。
バリカンの刃の長さを調整する
刃の長さが短いほど皮膚に負担がかかりやすいため、できるだけ6mm以上の長さを選びましょう。
ただし、お腹や肛門、足裏などは通常1mmで刈ることもありますので、肌にやさしいバリカンを選ぶと安心です。
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バリカンの刃を冷却しながら作業する
バリカンの刃は使用中に熱を持ちやすくなります。
刃が熱いまま使用するとバリカン負けのリスクが高まるため、冷却スプレーで適宜冷やしましょう。
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まとめ
犬のトリミング中にバリカン負けをしてしまっても、適切なケアをすればほとんどの場合、数日で回復します。
バリカンの当て方や刃の選び方に注意することで、バリカン負けを未然に防ぐことができます。
大切なわんちゃんのためにも、正しいトリミング方法を身につけ、安心してお手入れをしていきましょう!